2013年09月11日
9月10日18:00~京都オークラホテルにて、京信21世紀倶楽部の講演会に参加しました。
京信21世紀倶楽部というのは、京都信用金庫の取引先の経営者を対象とした親睦会組織で、毎年2回講演会及び懇親会を開催しています。京都イノベーションオフィスも運営会社の平井株式会社として、今年度より加入しています。
今年の講演会は、経済評論家 中小企業診断士 三橋貴明氏をお迎えしてのものでした。
テーマは「アベノミクスと中小企業」、現安部政権の経済政策評価と中小企業にどのような影響を与えるかという内容です。インフレ目標2%と設定した根拠は何か、日本の失業率はインフレ率2%の時、失業率2%代の状態を実現する。インフレ率をそれ以上としても失業率2%を超える事はない。そして失業率が2%の状態になって所得上昇が始まることを、理路整然と解説されました。他に注目されている消費税増税、TPP、東京オリンピックなどの影響などもわかりやすく解説いただきました。
この講演をお聴きして、京都イノベーションオフィスも経済活性化のために積極的な設備投資と創業者の方へのサービスの充実をすすめていこうと考えました。
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2013年08月19日
京都市は、連日40度近い酷暑の夏を迎えています。日中はとてもエアコンのないところで過ごすことはできません。8月に入ってからは、夜もエアコンをつけっぱなしで寝ています。そのせいか体調が思わしくありません。そんな中、京都から湖西線快速で42分のところにある琵琶湖畔の高島に行ってきました。
金曜の夜にJR近江高島駅に降り立った時は、さすがに風もなく暑く感じました。でも食事を終えて夜は窓を開けて寝たのですが、夜中には寒いと感じて目が覚めました。高島は、西側に比良山系の山々、東側には琵琶湖が迫ってきているため、夜は山から、昼間は琵琶湖から心地良い風が吹くため、昼も夜も京都市と比べれば3度から4度気温は低いのです。アスファルト、コンクリートに囲まれ、自動車やエアコンの排気で熱されている都会と比べればはるかに過ごしやすいところでした。
よくよく考えると電車で42分となると、ここから通勤できるではありませんか。そうすれば暑くて寝苦しい夜とはおさらばできるのでは?週末には琵琶湖で湖水浴や釣り、あるいは比良山系のハイキングなどを楽しめます。食卓には近隣の採れたて野菜とお米が並びます。
いやそれより、この辺りにシェアオフィスやレンタルオフィスを造っても良いのではないでしょうか。この便利さと過ごしやすさを考えると、この地域がもっと発展してもよいのでは?そう考えながら月曜朝の普通電車に乗り京都へ向かったのでした。
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2013年08月08日
堀川丸太町の辺りには、予備校の寮がいくつもあります。
あの辺りはマンションの多い立地ですが、学生がたむろする様なファミレスなどの飲食店は少なく、二条駅周辺を除けばあまり遊ぶ場所はありません。その上、ジョギングをしている方々の多い二条城や、24時間散歩の出来る御所にも徒歩圏で、気分転換の場所には困りません。
受験生が目指すであろう同志社や立命館、京大にも適度に近い距離、予備校自体がいくつもあります。1年後の自分を思い描きながら、勉強に励むには良い立地と思われます。
とはいえ入寮すると物入りです。ある寮は4月から2月末までの寮費が、朝夕2食込で150万ぐらいです。11ヶ月分ですから1ヶ月14万ぐらいですね。これに加えて予備校での授業料がかかります。
最近は少子化で兄弟は少なく自宅に自室をもてる子供は多いだろうし、地方に住んでいたとしてもインターネットを通して予備校の授業も受けられます。それなのに大金をかけて何故と思いますが、そこにシェアオフィスを利用される方々との共通点を見出しました。
シェアオフィスを探しておられる方の中には、今は自宅で仕事をしているという方は珍しくありません。しかも、そのご自宅が当オフィスのすぐ近くだったりします。それでも、別の仕事場を探している方々がおっしゃるのは「家では集中出来ない」ということです。
「お子さんがじゃまをする」、「ついついテレビを見てしまう」、「単に家だと何故か集中出来ない」、そんなお声を耳にします。実はちゃんと仕事をしていても、「いい大人が平日も一日中家にいるのは、ご近所の手前体裁が悪い」と考えるご家族もいらっしゃる様です。
だから家に仕事場はあるけれど、別に事務所を借りるという考え方、きっと浪人中の受験生の方々にも共通するものがあるのだと思います。家に勉強部屋はあるけれど、家だとついついパソコンでネットサーフィンをしたり、テレビを見たり、友達とメールしたりと、昔以上に部屋にいても誘惑が多い今日この頃です。浪人生の後ろめたさがあると、昼間は外出を控えて夜に出かけるといった昼夜逆転も起きやすいものです。
ちゃんと朝起きて、普通の時間に出勤して、隣で仕事をしている方々に刺激を受けながら、自分も仕事をする。そして普通の時間にオフィスを出て、家に帰り普通の時間に寝床に入る。そういう生活から遠ざかってしまっている方がいらしゃたら、是非シェアオフィスを訪ねてみて下さい。
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2013年07月22日
子供の頃、近所のお寺に行くと国宝や重要文化財と書かれた建物や仏像が沢山あって、ちょっと古いお寺や美術館にはそうした文化財が沢山あるものだと思っていました。
でも、大人になって鹿島神宮に行った時のこと、宝物の平国剣を見るとそれが茨木県で唯一の国宝と書かれていてびっくりしました。国宝って実はものすごく貴重な物だったのだと、その時始めて悟った訳です。
文化庁のホームページで調べてみると、平成25年6月現在群馬県、徳島県、宮崎県には、ひとつの国宝も存在しません。それに対し、京都には東京の276件の次に多い227件の国宝があります。
国の重要文化財は総計で1万2874件ですが、国宝はその10分の1以下の1085件に過ぎません。英訳がナショナル・トレジャーとなり、外国人にも分かりやすい国宝は観光客を呼び込む起爆剤となりますが、重要文化財では海外へのアピール力が弱く観光資源としての活用が不十分と考えられています。
そこで政府が国の重要文化財を国宝に格上げし、観光資源として海外にPRする方向で検討を始めました。文化財の呼称を外国人にも理解しやすい「国宝」に統一することで、観光庁が目指す年間1千万人の外国人訪日構想につなげたい様です。
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2013年06月24日
京都の街には、そこら中に石碑や記念碑が建っています。
千年以上もの間都だったのですから、御所に近い上京区や中京区はそのどれかの時代には著名な政治家や芸術家が住んでいたはずです。街中至る所に碑があるため、3秒で読める石碑には目を留めても、じっくり読まないといけない記念碑・案内板の類は、毎日の様に通る道ですら気に留めたことがなかったりします。
でもたまに足を停めてじっくり案内板を読んでみると、新たな発見があります。読んで初めてその存在を知ることになる方にまつわる記念碑もありますが、「秀吉」「龍馬」「信長」といった超有名な人物にまつわる物も多いです。これが他の土地だったら、その地に聚楽第が再建されたり、龍馬公園が作られたりするのでしょうが、京都では遺跡は大概埋め戻され、歴史的人物にかかわる地にも全く関係ない飲食店がオープンしたりします。
特に聚楽第や大貴族のお屋敷などは広大でしたから、その地を保存したら京都の街中には住む所が無くなってしまうことでしょう。それでも再建された平安宮などは見てみたい気がします。
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2013年06月11日
京都のまちを歩いていると、至る所にお地蔵さんが立っています。しかも、ちゃんときれいなお花を供えてあります。枯れているお花など見かけたことがありません。きっと毎朝掃除をして、新しいお花を飾っていらっしゃるのですね。お地蔵さんに向かって手を合わせている方もよく見掛けます。
京都の人々は本当に信仰心が篤いといつも感心しています。
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2013年06月10日
京都の老舗と呼ばれる会社の事務所には、必ず神棚があるのだそうです。
京都イノベーションオフィスが入るこのヒライビルには、社歴がそれ程長い会社のご入居は少なく、ほとんどの会社がカタカナ名です。それにもかかわらずこうした会社を訪れると、そのいくつかには事務所にちゃんと神棚があります。そして、榊を供え毎朝手を合わされている様です。京都の方々はやはり信仰心が篤いのですね。
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2013年06月08日
東京に住んでいた頃、古い商店街に行くと、ほとんど必ずと言ってよい程、XX銀座という名前が付いていました。戸越銀座、谷中銀座、砂町銀座と枚挙に暇がありません。
銀座と名のつく商店街は全国で500以上、東京23区内だけでも100近く存在するそうです。銀ぶらという言葉が流行り、銀座の街でショッピングするのが、皆の憧れだった時代もありました。今も海外から来られる観光客に大人気のスポットです。
思えばマクドナルドの日本1号店がオープンしたのも銀座で、エルメス、ルイヴィトンやディーオールといった高級ブランドショップはもちろん、ユニクロ、ZARA、フォエーバー21など勢いのあるブランドもこぞって出店しています。
そんな皆の憧れと思っていた銀座ですが、京都ではいまだ一度も銀座と名のつく商店街に出会ったことはありません。京都の商店街と言えば三条会商店街や錦市場商店街など、ほとんど通りの名前そのまんまのネーミングです。やはり千年の都の京都が、遷都してたかだか150年に満たない東京の新参者の商店街の真似なんか出来ませんよね。
錦市場はすっかり観光地化してしまいましたが、今も地元に根ざした三条会商店街、好きです。昨日ご紹介した焼菓子屋さん、新進気鋭のチョコレート屋さん、有名な喫茶店、いつも行列のお肉屋さん、いつも賑わっている居酒屋さん、さらにはスーパーマーケットも2店あります。
そして先日京都イノベーションオフィスを卒業された会員の方が、エステサロンを開かれた場所でもあります。今年3月ぐらいまでリサイクルショップが営業されていた場所ですから、空店舗がすぐに埋まるという証明ですね。三条会商店街はシャッターの降りている店舗はほとんど存在せず、地元民に愛されている元気な商店街です。
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2013年05月05日
ホームページをご覧いただいて京都イノベーションオフィスに見学にいらっしゃる方も多いですが、ざっとホームページを見ただけではわからない当オフィスの特徴が禁煙です。スタッフブログを熟読していただくとオフィス紹介の中に記述はあるのですが、なかなかそこまで読んで来られる方は少ないと思います。
そこで見学いただいた方に直接京都イノベーションオフィスが禁煙であることをお伝えする様にしていますが、今まで「困る」とか「どこで吸えば良いんですか?」と尋ねられたことがありません。ほとんどの方が「私は吸いません。」、あるいは「昔は吸っていたけど辞めました。」とお答えになります。中には「大丈夫です。」や「問題無いです。」という風に答えられる方もいらっしゃるので、全員が非喫煙者という訳ではないでしょうが、入会の有無にかかわらずお話したほとんどの方々が吸われないのかなと感じています。
創業を考えている方々にとっては、毎日のたばこ代すらも創業資金に回したいところでしょう。そして何より個人事業主は自分の体が資本、健康に危害を及ぼす恐れのあるたばこにはあまり手を出されないということでしょうか。
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2013年03月03日
「景観問題を解決するなら簡単です、町家を壊せば良いんですよ。」
と、景観問題のエキスパートである某大学院の建築学の教授がおっしゃっていました。
もちろん、これは本意ではありません。でも、ある意味真実だと思います。
ヨーロッパの町並が美しいのは建物の外観と高さが統一されているからです。でも、京都の街中では2階建ての町家の隣に鉄筋コンクリートのビルが立ち並び、建物の外観も高さも均一でないため、美しい街並みを形成することはほとんど不可能です。少なくとも50年は取り壊せないマンションやビルをどうすることも出来ない以上、老朽化している町家を取り壊して同じ高さのビルを建てた方が街並みはきれいになります。もっともこのビルを同じ高さで揃えるというのがまた難しいのですが。例えば室町通りなどは高さの緩和規制が行われた間に10階建のマンションが続々と建ちましたが、今は5階建しか建設出来ません。10階建のマンションと5階建のビルと2階建の町家、う~ん、この三者が美しい街並みを築くのは至難の技ですね。
せっかく他に類のない豊富な観光資源に恵まれているのに、京都市は景観問題に取り組むのが遅過ぎたのでしょうか。誰か素晴らしい秘策で、京都に美しい街並みを取り戻してくれる人は現れないものでしょうか。
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