東京に住んでいた頃、古い商店街に行くと、ほとんど必ずと言ってよい程、XX銀座という名前が付いていました。戸越銀座、谷中銀座、砂町銀座と枚挙に暇がありません。
銀座と名のつく商店街は全国で500以上、東京23区内だけでも100近く存在するそうです。銀ぶらという言葉が流行り、銀座の街でショッピングするのが、皆の憧れだった時代もありました。今も海外から来られる観光客に大人気のスポットです。
思えばマクドナルドの日本1号店がオープンしたのも銀座で、エルメス、ルイヴィトンやディーオールといった高級ブランドショップはもちろん、ユニクロ、ZARA、フォエーバー21など勢いのあるブランドもこぞって出店しています。
そんな皆の憧れと思っていた銀座ですが、京都ではいまだ一度も銀座と名のつく商店街に出会ったことはありません。京都の商店街と言えば三条会商店街や錦市場商店街など、ほとんど通りの名前そのまんまのネーミングです。やはり千年の都の京都が、遷都してたかだか150年に満たない東京の新参者の商店街の真似なんか出来ませんよね。
錦市場はすっかり観光地化してしまいましたが、今も地元に根ざした三条会商店街、好きです。昨日ご紹介した焼菓子屋さん、新進気鋭のチョコレート屋さん、有名な喫茶店、いつも行列のお肉屋さん、いつも賑わっている居酒屋さん、さらにはスーパーマーケットも2店あります。
そして先日京都イノベーションオフィスを卒業された会員の方が、エステサロンを開かれた場所でもあります。今年3月ぐらいまでリサイクルショップが営業されていた場所ですから、空店舗がすぐに埋まるという証明ですね。三条会商店街はシャッターの降りている店舗はほとんど存在せず、地元民に愛されている元気な商店街です。
コラム | 08:38 AM | comments (x) | trackback (x)