今回のセミナーは、昨年2013年度日本経営品質賞を受賞した滋賀ダイハツ販売株式会社 後藤敬一社長をお迎えしての講演でした。
テーマは、「五幸を実現する組織作り」 五幸とは、後藤社長が、1994年社長に就任されたとき提唱された理念で、1.お客様の幸せ、2.ダイハツグループの幸せ、3.お取引店の幸せ、4.地域の人々の幸せ、5.社員の幸せ、のことです。でも就任当初は、全国ダイハツ販売店顧客満足度調査の結果は低迷しており、理想と現実のギャップに苦しまれたそうです。
そんな中、2000年にリコー桜井社長の講演で、経営品質と出会います。先程掲げた4つの基本理念は、「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の近江商人 三方良しの考えに合致していることから、これだ!という啓示を受けたのです。
お客様に幸せになっていただくためには、会社を続けなければ満足を提供できなくなる。利益を挙げなければ会社をつづけることができないということに気づき、ひたすら経営品質向上活動にのめり込んでいかれました。始めた以上日本経営品質賞を受賞めざし、決してあきらめることなく、社員とお客様、そして五幸の為の活動に専念してこられました。
ひたすらお客様の声を聴き、社員を中心として考え、満足していただくために取り組み、お客様から誉めて頂くことが、社員のやる気につながるというサイクルが回り始めて会社が変わっていったそうです。
そして今では、滋賀県内で軽自動車部門でのトップシェアを誇っておられ、全国ダイハツ販売店顧客満足度調査でも常にトップクラスを維持しておられます。自動車だけをみれば、トヨタやホンダの方が人気があります。でもそのような環境下でこの実績を挙げられるのは、経営品質を意識した経営をされているからこそです。
京都いのべーしょんオフィスでも経営品質についてご興味ある方は、ご連絡ください。直接お越しいただければ、詳しくご説明いたします。
イベント・セミナー情報 | 08:34 AM | comments (x) | trackback (x)