京都イノベーションオフィスの入っているビルの1階には飲み物の自動販売機があります。暑い夏はペットボトル飲料の消費が増えるため、回収箱がすぐにいっぱいになります。
もちろん回収は業者さんがして下さるのですが、ごみが溢れてしまっては美観をそこねるのでペットボトルの容器を潰してカサを減らそうと思い、回収箱を開けて驚きました。
いくらペットボトルを押しつぶそうと上から一生懸命押しても効果がありません。それもそのはず、ほとんどのペットボトルは空になっているにもかかわらず、キャップでしっかり蓋をされているため空気の逃げ場が無かったのです。飲み終わったボトルの蓋をきちんと締めてから捨てる、日本人はなんて律儀なのでしょうか。
ごみのカサを減らすためにいちいちごみを漁ってペットボトルの蓋を外すのは大変なので、業者さんに相談したところ写真の様なペットボトルのキャップの回収ボックスを作って下さいました。キャップを収集した売却益は、エコキャップ運動で途上国の子供たちのワクチン代として使われます。
キャップ回収ボックスにより、私達飲料を購入するものにとっては美観が保たれ、業者さんにとってはごみのカサが減り少しは回収が楽になり、キャップは途上国の子供の役に立ち社会貢献になる、これは「売り手良し、買い手良し、世間良し」の近江商人の「三方良し」の精神ですね。
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