昨日から京都府庁の秋の一般公開が始まりました。
京都府庁旧本館は明治37年に竣工した日本最古の現役官公庁建物で、昭和46年まで京都府庁本館として利用されていました。現在も執務室や会議室として使用されており、平成16年には国の重要文化財に指定されました。ルネサンス様式の美しい外観とは対照的に、建物内部には和の技術が巧みに取り入れられ、工芸品の趣の感じられる内部意匠には一見の価値があります。格天井や大理石にタイルを組み合わせた豪華な暖炉のある旧知事室などが見学出来ます。でも、ちょっと裏に回ると京都府が予算不足なのか館内の痛みの激しさも実感します。
一般公開期間中、旧本館内では全国きものデザインコンクールや、この催しのチラシの原画である杉板京友禅作品展などが開催されている他、音楽ステージやガイドツアー、お茶席、絵手紙教室なども企画されています。
開催期間は11月11日(日曜日)まで、時間は午前10時から午後5時までです。
京のええとこ | 01:10 PM | comments (x) | trackback (x)