烏丸御池にある京都国際マンガミュージアムに行って来ました。ここは京都市と京都精華大学の共同事業で平成18年に開館した博物館的機能と図書館的機能を併せ持った文化施設です。先日ご紹介した京都芸術センター同様元は龍池小学校で、学校の施設をそのまま利用しています。次々に廃校となる小学校、本当に京都市内から子供が消えてしまったのですね。20年前に始まった京都市の学校統合により、小中学校62校が15校に統合されたとのことです。
保存されるマンガ資料は、明治の雑誌や戦後の貸本などの貴重なものや現在の人気作品、外国のものまで約30万点にのぼります。その内約5万冊の配架マンガは自由に手に取れるので、訪れた人達は部屋の中や廊下、階段の踊り場といった場所でひたすらマンガを読んでいます。特に外の人工芝の上に寝転がって読むのは気持ちよさそうです。
館内にはアニメーションに関する資料やキャラクターグッズの展示があり、ワークショップやセミナーなども開催されています。でも、基本はマンガを読みに来る所だと感じます。中には10冊ぐらい取り置いて、ひたすらシリーズ物を読んでいる方もいます。併設されたミュージアムカフェで軽食や飲み物も調達出来るので、京都市内でマンガ喫茶を開いても、とてもこちらに太刀打ち出来ませんね。民業圧迫ではないかと思ってしまいました。ただし、入場料は小学生は100円ですが、大人は800円です。でも、この入場料、11月2日(金)は関西文化の日につき無料となります。マンガを読みまくるつもりはないけれど、ちょっと中を覗いてみたいという方は是非この日に行きましょう。
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