「起業家の成功と失敗の基本法則とは!」をテーマとしたセミナーを開催しました。
ガーバーは、起業家を3つの人格に分類し、
1.起業家
2.マネジャー
3.職人
と定義しています。そして起業される方の大半は職人タイプであると言っています。
典型的な職人タイプとは以下の様な方なのです。
料理が上手で人付き合いも良いAさんが、フレンチレストランで5年間の修行を経て独立して店を開きました。
料理の美味しさと店の雰囲気の良さから、開店直後から繁盛店となりました。最初は夜のディナータイムのみの営業でしたが、お客様の希望もあったので、ランチタイム営業も始めました。
確かに売上は上がったのですが、仕込みを入れると、朝8:00には店に入らなければならなくなり、夜も12時過ぎまで店に残ることがほとんど。休日も、新しいメニューのことを考えたり、新たにオープンした店に偵察に行ったりと全く休みになりません。
利益もそこそこ出ているのですが、健康保険、年金、税金を支払うと意外に手元には残りません。
生活できるだけのお金はありますが、旅行に行きたくても店を休めば売上はその分下がるので休むことに躊躇します。
さすがに肉体的にはきついのでランチ営業を止めようかと思うのですが、将来のため少しでも貯金しておきたいと考えるとやはり続けようと思います。
自分がもし病気にでもなり、店に出てこれなくなると折角ここまで築いた店の評判もどうなることか不安で寝れなくなることもあります。
このAさんのケースは飲食店で独立された方でも成功の部類に入る方だと思います。実際この様に成功される方は、起業される方の半分にも満たないと思います。でも成功と思われる方でも、この様な不安から逃れることはできません。
この様な方のことを、ガーバーは「起業熱に浮かされた職人」と呼んでいます。この様な状態から脱するために、どうすれば良いのか・・・・。
そのヒントを与えてくれるのが近藤先生のセミナーでした。
京都いのべーしょんオフィスでは、ガーバーの考え方などを踏まえて、起業家の方に真の起業家となっていただくにはどうすれば良いのか、引き続き勉強会などを開催して参ります。
イベント・セミナー情報 | 12:55 PM | comments (x) | trackback (x)