次は公証人の認証を得なければいけません。今回はなるべく安く会社設立を行うということなので、電子認証を行うことを薦めました。
電子認証の場合は、紙による認証と比べると収入印紙4万円が不要となります。インターネットや本で電子認証のやり方を調べたのですが、あまり詳しく書かれたものはありませんでしたので、自分で試しながらやってみてもらう事にしました。
電子認証を行う場合、公証人役場へ電子署名付のPDF文書を送付しなければなりません。そのために、以下のものを揃えなければなりません。
・電子証明書付住基カード
・ICカードリーダライタ
・Adobe Acrobat Standard
先ず電子証明書付住基カードは、自身の住民票が届けてある役所で申請します。申請には特に何も持参しなくても構いません。ただ住基カード作成に加えて電子証明書をつけますので、その費用が500円必要となりました。申請してから、1週間位で役所から住民票住所宛てに転送不要郵便が届き、それを持参して手続します。
ICカードリーダライタは、電子証明書付住基カードを作成した時に、対応するカードの機種のリストがもらえます。リストを見ると、以前私が確定申告を電子申告していた時に使っていたICカードライタが使えることがわかりましたので、その機器をお貸しするということで新規に購入する必要はありませんでした。
Adobe Acrobat Standardを用意するためには、ソフトを購入する必要があります。amazonで調べても27,000円位します。紙の認証に比べて4万円安くなるというので、電子認証にしようと思ったのに、このソフト代は痛いです。何とかならないかと調べると、Adobeのサイトから月々3,180円で月単位で利用できることがわかりました。今後PDF文書に電子署名を添付することもあまりないだろうと思い、このサービスを利用することにしました。
以上3,680円で必要なものが全て揃いました。
いよいよ、次は電子定款認証の手続きに入ります。
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