ミシュラン二つ星の「和ごころ泉」さんでお昼の懐石料理をいただきました。
普段なかなかゆっくりお昼をとることが出来ないのですが、この日は留守番を他のスタッフに託して優雅なランチをとらしてもらいました。
京都いのべーしょんオフィスからほど近い四条烏丸エリアに、こんな上品な懐石料理のお店があるとはこの時まで知りませんでした。今まで何度も前を通っている道に面した1階のお店ですが、セットバックしたビルの奥だと案外気づかないものです。
ご主人は京都の人気店「桜田」で腕を振るっておられただけあって、もちろん味は1級品。でも料理のお味もさることながら、この盛り付け、綺麗に細工された野菜や添えられた梅の枝など、お皿から早春が溢れています。
上品なお出しが効いた椀物などを手に取りながら、上海から一時帰国中の連れが「やっぱり京都の和食は美味しいよな。接待で中国で行く和食は問題外だけど、東京出張の時に連れっててもらう高級料亭もたいしたことなかったりするんだよね。それに比べて京都はそれ程有名でない店でもレベルが高い。」と感心することしきり。
食べることとしゃべることに一生懸命で、あまり器をゆっくり眺めずに終わってしまいましたが、後でホームページを拝見すると、人間国宝の作品や古美術品を使用されているのですね。でも、壁にかけられた軸だけはしっかり拝見しました。
何でも芭蕉の門人其角の書だそうですが、何と読むのかお尋ねしたところ、専門家の方でも読めず現在調べている最中だそうです。京都いのべーしょんオフィスで橋弁慶町の古文書を読んで下さっている方々を派遣した方がいいかもしれません。
最後の締めは自家製のうぐいす餅とお抹茶、ほっとします。やっぱりせっかく京都に住んでいるのですから、時々はこうしたレベルの高い美味しい和食をいただきたいものです。
京のうまいもん | 11:30 AM | comments (x) | trackback (x)