京都桂離宮前の桂飴本家養老亭で売られているかつらあめをいただきました。
かつらあめは麦芽を入れて蒸した穀類を一晩寝かせた後、ろ過により糖を抽出して固めた飴です。麦芽水飴と三温糖のみを煮詰めて固めたこの琥珀色の常饌飴は、素朴で上品な甘さです。
神功皇后の皇子で後の応神天皇を、大臣武内宿弥の娘桂姫があめを作って育てたことに由来し、永く宮家に献上されてきたそうです。この桂飴本家養老亭の創業は江戸時代1656年で357年間続いていましたが、後継難で昨年末で閉店しました。
どこかなつかしいこの飴、もう二度と食べられないとは残念です。
京のうまいもん | 08:00 AM | comments (x) | trackback (x)