まずはお米の研ぎ方。昔は「お米はよく研ぎなさい。」と言われて、ガシャガシャ力を入れて研磨する様にお米を掻き混ぜたものです。でも、今は精米技術が向上したため、洗うという感覚で大丈夫なのです。水を一気に注ぎ、素早く米を洗う作業が2回。次に水が無い状態で指を広げ、お釜の底に円を描くように20回まわして研ぎます。力は入れません。水を注ぎ、出てきたぬかを洗い流す作業がまた2回。さらに10回研ぎます。水を入れて2回、ぬかを洗い流して終了です。
次に甘みアップの炊き方です。米3合に対し酢1ミリリットル、米4合に対し酢1.5ミリリットル加え、冷蔵庫で16時間置いてから炊きます。お米の成分デンプンは、酵素がブドウ糖やグルコースなどに変えることにより美味しくなります。酵素は弱酸性の状態でより活発に働くため、炊飯前に酢を加えることで、甘み成分を増やすことが出来るそうです。ただし最近のほとんどの炊飯器には炊飯過程に浸水が含まれているので、浸水は必ずしも必要ないそうです。まあ、事前に浸水しておけば、早炊き機能が使えますね。
最後に炊飯器でのご飯の炊き方。最新の炊飯器を買った友人によると、最近の炊飯器は様々な機能が付加されて本当に美味しくご飯が炊けるそうです。秋葉原の免税店でも、中国人の方々がこぞって購入されていますね。とはいえ内釜に水や汚れが付いていると美味しく炊けないので、しっかり水を拭きとりましょう。昔からご飯が炊き上がったら、「しばらく蒸らしなさい」って言われましたが、最近の炊飯器には蒸らし機能も付いているので、炊飯後すぐに掻き混ぜ余分な水分を飛ばした方が、ずっと美味しいそうです。
情報機器だけでなく、知識も陳腐化するということですね。おばあちゃんの知恵には、もちろん今でも通用するものも沢山あります。でも仕事においても生活においても、情報は常に更新しないといけないということですね。
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