京都に多いなと感じるもののひとつは銭湯です。京都イノベーションオフィスがある四条烏丸のあたりはさすがに錦湯さんぐらいしかありませんが、いわゆる田の字地区を出ると、あちらこちらに見掛けます。
京都は戦争の被害が少なく、戦前からの長屋なども多く残っているので、風呂の無いお宅が多いため銭湯が必要なのかと思っていました。でも、先日よくお風呂屋さんへ行くという方から聞いた話ではそうばかりでは無いようです。その方のお話によると、あるおばあさんは「私は一人暮らし。一人暮らしは孤独死が怖いけど、年寄りが一番亡くなる確率が高いのが入浴中。家にお風呂はあるけど、そこで倒れてもかなんし、こうして銭湯にくれば、倒れても放っておかれることも無いので来てるんよ。」とおっしゃっていたそうです。確かに、その通りかもしれませんね。
また東京よりも京都の銭湯の方が設備が充実している気がします。普通のお風呂屋さんでも大抵サウナ、水風呂、ジェット風呂があり、中には電気風呂なんていう刺激的なものまであります。特にお勧めなのはJR丹波口駅から近いやまとの湯です。お風呂はジェットバスやスチームサウナ、露天岩風呂など全12種類、さらにお食事処やエステ、ヘアカットサロンまであります。無料駐車場完備で営業は深夜1時まで、それで料金は時間制限もなく、大人平日600円、土日祝650円です。金券ショップなどではさらに安いチケットも売られていて、スーパー銭湯なのに普通のお風呂屋さんとさして変わりない料金になります。
日頃の疲れを癒すにはこのやまとの湯はとてもお勧めです。
コラム | 08:00 AM | comments (x) | trackback (x)